2010年12月8日水曜日

ハイスクールツアーで見えたもの。


未だに風邪も治らないまま、ぼ〜っとした頭で過ごす日々。
年末が迫ってきていることに対して少し焦る…。滑っても集中ができず、小さな怪我(擦り傷や突き指)を繰り返しております。危ないね(苦笑)。


ところで。
"g"スケートパークの常連さんにも友人にも『アメリカはどうやった?』と聞かれます。いつもたいした返事ができずにすみません…。結局いつも「良かったですよ」としか答えられないのだけれど、そんな言葉では伝えきれない程自分にとっては良い経験になった。これが上手く説明ができない、みやげ話にもならない。

"経験"というのは自分で活かすことができても人に伝えることは難しい…。良い経験なら尚更だ。なので、自分なりに整理をしたことをブログに残すことにします。


実はハイスクールツアーで見えてきたことがある。
それは、10年・15年先にも滑っている自分の姿。初めてのことだったので"発見"に近い感覚。

これまで自分に言い聞かせるように「あと10年、20年先も滑っていたい」などと言い続けてきました。だけど正直なところ、今のスタイルのままいつまで滑り続けることができるだろうか?という不安は常にあった。…もっと言うと、あと10年も20年もこの滑り方で滑り続けなければいけないのか?という不安が大きくありました。

このブログでは何度も書いてきましたが…脊髄を圧迫する怪我(ヘルニア)をしてからは特に自分の体について考える機会があり、それは僕を臆病にし、散々に苦しめた。アメリカで試合中に顔から転倒し、運ばれた病院でそのまま入院した際には手足が全く動かない状態で…、あの時の恐怖は忘れることはないと思う。症状が一番ひどかった時にはハーフパイプを滑走中にかかる重力が原因で足腰のチカラが抜け、とても試合に出られるような状態ではありませんでした。もちろん真剣に引退を考え、将来に絶望した日もありました。

今はストレッチとトレーニングのおかげで大会に出場できる選手にまで戻りました。信用できるドクターもいます。今ではこの首のことを把握しているので、このまま上手く付き合っていければ問題のない状態です。

もっと新しいことを、もっともっとレベルを上げて…。
そんなスタイルで今までやってきたから、いつかは起こる"事故"だったのかもしれない。

だけど、悪いことばかりではありません。
怪我を理由に僕も少しずつ気付きはじめました、この世に自分らしさをできるだけ長〜く残すことも大きな仕事だということ。これまでに積み上げてきたことで出来ることの重大さに。

例えば"California Roll 1080"(1080 フラットスピン)は、この世で僕にしかできないオリジナルトリックです。僕がやらなければこの世から無くなってしまう"動き"なのだから、もっと大切に守っていかなければならないのかもしれない。

そんなことを考えていた時期に、最後に挑戦するトリックとして"TWISTER / ツイスター"というオリジナルトリックを作りました。今のところこれ以上のトリックは僕には必要ないと考えています。

自分の滑りを極めることに対して挑戦するスタイルなら、将来も滑り続けている自分が見える。これは、己の滑りを極めるという方向での新しい挑戦。

これがハイスクールツアーで見えたもの、です。

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