毎日続いた長時間の移動、上海での試合、デリーでのショーなどで今もまだ身体に疲れが残っておりますが、それでも気持ちは大変充実した日々を送っています。
滑りに関しても、いま実戦の中でどんどん磨かれているような感覚があります。頭で考えるのではなく、自然に先行する身体に身を任せてしまっていいような、非常に研ぎ澄まされた視界の中で自由に動いています。
今思えば、この視界に到達するまでにこれまでのスケート歴と実績が必要だったのだと思います。その中にはきっとこれまでの怪我の経験も含まれるのでしょう…。
6年前に脊髄を怪我した際、ひどい時には心身共にもう滑れない状況にまで追い込まれました。海外の病院のベッドの上で手足が痺れて動かせない状況の中、もう以前のように滑ることはないのだと不安になったこともありました。
家族やドクターのサポートを受け、首のトレーニング方法や怪我との上手な付き合い方を学び、マイペースにスケートを滑り始めました。いまもこうして己を追及し続けられていることは大きな喜びであります。そして、こうして世界を変えるチャンスを与えられていることは奇跡です。
あの怪我によって生まれた「ハーフパイプエクササイズ」のアイディアや、怪我に対しての新しい考え方や、自分のペースを身につけたことは大きな収穫となりました。それらは将来僕の心強い武器となるはずです。
そうする中、僕はこれから自分がどこを目指すべきかが見えはじめてきました。今後10年、20年と自分のスケーティングを続けていくこと。これが次のステージだと確信しています。これは我々の先輩方が30代前半でどんどん引退していった中、インラインスケートに残された大きな課題でもあります。僕が滑り続けていく中で、できることならば、いま見えてる視界を将来人と共有することができれば幸いなのです。
そういう訳で、安床エイトここから20年間絶好調で滑るよ!
角煮41歳もゼッコーチョー (^o^ )/
返信削除『応援してるぜぃ!』
角煮さんみたいにね!尊敬!
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