2011年7月20日水曜日

僕の作りたいもの。


お久しぶりです。
長い間ブログ留守にしてました…。

今月末から中国・北京で開催するキャンプイベント「EY CAMP」の準備や、アメリカでの「ハイスクールツアー」の準備などでバタバタしております。


ここだけの話、正直言うと日本を離れる準備なんてしたくない…。
これは贅沢な悩みかもしれないけれど、僕は本来世界中を飛び回ることに喜びを感じるような人間ではありません。できれば一カ所に落ち着いて1つの仕事に集中して家族と安心して生きていければいい、なんてことも考えます。しかし、僕の立場上それは許されません。どんな世界でも、たとえこのインラインスケートというマイナースポーツであってもトップに立つ人間はその世界を引っ張っていかなければならない。これは自信でもあり自覚でもあります。

いま僕が作ろうとしている世界、それは、プロスケーターがプロとして正々堂々と生きていける世界です。プロスケーターとしてのビジネスを成立させること、そのことに僕の能力が役立つ時代ならば僕はインラインスケートの為にベストを尽くそうと思う。いまの僕の全ての活動はその為のもの。選手業、パフォーマンス業(ショー)、インストラクター業の3つを成り立たせ、全てのスケーターに目標を用意する。それが僕の宿命らしい。



アメリカでの「ハイスクールツアー」でも、ヨーロッパでの「GTK ツアー」でも、毎回新しい仲間ができて、新しい可能性が見えてきて、新しいことを学ぶことができています。僕の経験の全ては新しいインラインスケート界を作り上げる為の土台となり、ハーフパイプ(VERT)スケーターも、パークスケーターも、プロがプロとして仕事を選んで生きていけるような世界になっていくと信じています。

必ずやり遂げます。
いまある可能性が消えてしまう前に。間に合うように。待っていて下さい。

2011年7月9日土曜日

time to go。


今夜の飛行機でチューリッヒを発ち、ドバイ経由で日本(神戸)へ帰ります。
明日ドバイでも人に会う約束をしているので家までの道のりはまだまだ遠いのだけれど…。


しかし今回は本当にたくさんの人に会って、たくさんの出来事があって…、家を出発してから既に何ヶ月も経ってしまっているような不思議な感覚。

もうヨーロッパでやれることは全てやってしまい、やり残したことは1つも無いように思える。非常に気分の良い疲労感。

そして、今回出会えた全ての人々に感謝の気持ちでいっぱい。今回は本当にたくさん勉強させていただきました…、本当にありがとうございました。

これも全て「インラインスケート」のおちからでございます。すごいね。

2011年7月8日金曜日

写真で見る、GTK Tour 1。


昨日、長旅の末にZurich(チューリッヒ)にある"Toto Ghali"(トト・ガリーさん)のお宅に帰ってきました。つまり旅のスタート地点に無事に戻れたわけで、自分の家でもないのに一安心して14日振りに"ベッド"で眠らせていただいた。

そして先程目が覚めて、トトさんの家にはネット環境も整っているから必要なEメールの用事を済ませた後、さてブログを書いておこうかと旅を振り返ってみるとここ数日間に起きた出来事がどんどん浮かんできて切りがなくなってしまった…(苦笑)。笑ってしまうようなものから一歩間違っていたらどうなっていたのかと思うような危険なことまで…。もう数ヶ月も前のことのように感じてしまう。。

とにかく。
僕にとってのこの度は最初から驚きの連続であった。正直、最初の2、3日は外での生活や団体での行動にマイッタ…、どんな旅でも受け入れる覚悟で来たけれど、どれもが僕の想像を超えていたからである。だけどこれは最高の土産話になる、きっと将来息子に話せるような旅になると思った時からどの出来事も楽しくなった。そしてその時からメンバーを仲間と見れた。

今となってはあの素晴らしい仲間達とわかり合う最高の機会をいただいたことに感謝しています。そして、どんな相手も受け入れて心から優しくできる彼らを尊敬しています。



さて、旅はトトさんの家から始まります。
8人乗りのバンでの長旅。まず向かうのはフランスのMarseille(マルセイユ)。ヨーロッパのスケーターにとっては歴史のあるBOWL(ボール)があるという。チューリッヒからマルセイユまでは約717キロ。"チューリッヒ中央駅"で合流したメンバーと共に向かいます。


最初の夜はマルセイユに住んでいるトトさんの友人"アリー"さん宅に泊まるとのこと。そのアリーさんもやはりインラインスケート仲間である。7時間を超えるドライブの後、アリーさん宅に到着して驚いたのは庭の広さとアリーさんが「どこでも寝て良いよ」と庭を指差したこと。あ、それと「あと、トイレもご自由に」と庭を指差したまま親切に教えてくれたこと。僕はここでトトさん宅を出発する前に渡されていた"寝袋"の重要さを思い知らされた…!


さらにその翌朝、携帯シャワーでカラダを洗っているトトさんを見た時にはとんでもない旅に参加してしまった、と後悔することになる…。。


朝は少しマルセイユの街を観光。
天気も良く、ヨーロッパ独特の美しい町並みを楽しむ。


観光の後はビーチ沿いにあるBOWLへ移動し、この場所で数多くのヨーロッパスケーターが誕生したのだとトトさんに教えてもらった。トトさん自身も16歳の頃に約2ヶ月間ビーチに住み込み毎日猛練習したという。僕や弟はヨーロッパ・アメリカ・オーストラリアそれぞれのスケーターの滑り方を教科書として勉強し我々日本人としてのスケートスタイルを生み出したところがあるから、このボールは僕にとってもルーツなのだと勝手に理解した。


その後はスケートパークへ移動し、最初のセッション開始。ここで全ての参加メンバーと合流し、これからこの30人を超えるメンバーがまとまって行動していけるのかを不安に思ったりもした。だけど、今回のような団体行動は彼らのスタイルと言えるもので「昔はこうして皆で車でどこへでも行ったなぁ」なんていう思い出話もたくさん教えてもらった。国と国が近く、陸続きであるヨーロッパ独特のスタイルといえるもので、団体行動には非常に慣れており初日から旅を楽しんでいた。


参加メンバーが全員集合したところで、これからモロッコを目指して移動を開始。スペインを経由し、ヨーロッパ最南端から北アフリカ大陸行きの船に乗るのである。

…と、1・2日のことを書くだけでこの長さになってしまう(笑)。これからのんびり書いていきますので、旅の続きはまた今度。EITOYASUTOKO.comの「TV」にてここまでのムービーを配信しています。是非ご覧下さい!


GTK Tour 2011 Movie
EITOYASUTOKO.com

2011年7月6日水曜日

おひさしぶり。


ようやくネット環境を発見(!)。久しぶりにブログが書けます。

現在僕は、Marseille(フランス・マルセイユ)にいます。今回参加している"GTK Tour"も明日が最終日。ここまでの道のりを今はまだゆっくりとブログに書く時間がないけれど…ツアーが終わったら書いてみたいと思います。その前にまずこの「GTK Tour(ジー・ティー・ケー ツアー)」についてちゃんと説明しなければ…。



GTK Tourについて。
GTK Tourの参加メンバーは、インラインスケーターと映像撮影クルーを合わせた計32人で結成されています。フランスとモロッコ往復の旅を通じて我々インラインスケーターのライフスタイルを撮影しドキュメンタリー映像を作るというもの。ちなみに、この"GTK"とは"GITANKLAN"の略で、Gitan = Gypsy(ジプシー)を意味し、参加メンバーは3台のバンに乗り込みフランスからモロッコまでの往復の旅をしました。撮影されたドキュメンタリー映像はネット配信と世界各国でテレビ放送されます(現在日本でのテレビ放送予定はありません)。

フランスからモロッコまでの旅の途中には様々なイベントが用意されており、街を観光してまわったり、スケートパークに立ち寄っては皆でセッションをし、海があればマリンスポーツ、お腹が空けばキャンプファイヤー、モロッコではラクダレース…とにかく自分ではできないような経験が毎日待っていました。


そして、安床エイト公式サイトでも特別に"GTK Tour"のネット映像を配信できることになりました。EITOYASUTOKO.comの「TV」のページで配信開始していきますので是非ご覧下さい!


安床エイト公式サイト:EITOYASUTOKO.com
GTK Tour公式サイト:21LIFESTYLES.com




では、僕の旅は明日以降ももう少し続きます。フランスで解散後、僕は車でスイスへと移動し、スイス・チューリッヒから日本へと帰ります。またネット環境があればブログも更新します。