2010年10月31日日曜日

なんだかドキドキする。


現在滞在中のフォートワースでのホテルでは、今週いっぱい「同性愛者の集会」が開かれている。

当ホテルの2階がコンベンション会場となっており、様々な格好の男性がウロウロとしている。女装をしている男性はハッキリとしてくれているが、イベント関係者なのかそうでないのかがわかりにくい方もいる。

きれいなお花を首にたくさん巻いた水着姿の男性にエレベーターの中で視線を向けられていることに気付いた時には驚いて声も出せず、ただ「僕は関係者ではありません」と必死のアイコンタクト…(慌)。

ホテルなのに、なんだかドキドキする。。

2010年10月30日土曜日

ハイスクールツアー WEEK7。

タイトル:"High School Tour - week7"

一休み、一休み。


本日の学校は、"Channelview High"
開校してまだ3年の大きな新しい学校だった。生徒数も多い。

10時15分からと11時15分からの2回のハーフパイプショー。
今日は強風も暑さもなく、完璧な状態で滑ることができました。調子も悪くない。膝も大丈夫のようで安心した。通常右足が軸だから、内心心配な部分もあったから。。

ショーは2回とも無事に盛り上がった。
僕は密かに日々挑戦していることがある。この"トラックハーフパイプ"の狭く限られたスペースの中だと、滑る内容がワンパターンになりがち…。もちろん毎日違う学校でショーをしているのだから全く問題はないことだが、出演者・スタッフは飽きてしまうし、なにより自分自身が面白くなくなってしまう。コレをしたら次はコレ…そんな滑り方はしたくないから、日々トリックの組み合わせを変えて密かに自分のスケーティングを楽しむようにしている。これによって色々なことが良くなって来ているように感じられる。非常にいい練習になってる。


今日は「生徒たちはあなたたちのショーを大変気に入ったみたい!」と、先生方がわざわざ我々にドリンクとお昼ごはんを持って報告に来てくれた。食事を用意していただいたのは初めてだったので喜んで頂いたが…これが不味かった(笑)。ライスとパンの組み合わせはない。。



今日で7週目も無事に滑りきることができました。
ショーの後に車で4時間移動し、先程フォートワース(ダラス)のホテルにチェックイン完了。

あと3週…、あと3週だ。
体力的にも精神的にも日々ハードにはなってきていますが、確実に前に進むことができてる。学ぶこともできている。残りもしっかりと充実した過ごし方をしたいと思います。

1週間お疲れさまでした!感謝、感謝。

2010年10月29日金曜日

パッキング。


おはようございます。
昨日・今日と、早い時間でのデモ。

本日の学校ではショーを2回行います。
ショー後はそのまま次の"FT WORTH(フォートワース)"へ移動となるので、ショーの支度と共にチェックアウトのパッキングも完了。

7週目最後の日。
気を引き締めていこうと思う。

♪常に100%出す方がムリ(苦笑)。


本日の学校は、"Stratford High"
滞在中のホテルから見える距離にあるこの巨大な建物が高校だったとは…。

そして、連日記録更新中。このツアー1番の強風(!)。
また1番かって…、だけど今日の風は本当に危険なものだった。
あまりにも強いから柵はバタバタと倒れるわ、板受けのネットを支えている棒は曲がって修理が必要になってしまうわ。。

我々も大変だった…(汗)。
昨日の暑さはどこへやら…今日は寒かった。汗も出ない。
エアーの高さを抑え、風に流されるがままに滑った。自然には逆らえない。

だけど、生徒たちは素晴らしい反応を見せてくれました。
大いに盛り上がった。あの滑り難い状況に折れそうな我々の気持ちを立て直してくれたのは間違いなく彼らの「声援」である。

唯一残念だったのは、我々がある程度セーブしながら滑るしかなかったことだ。ショーの後、『"1080 California Roll" が見たかった』と言ってくれた生徒もいたが、残念ながらあの強風では披露することができなかった…。それに加え、ショーの途中に僕は"720 Flat Spin"で転倒した際に少〜し右足の膝を捻挫した。その後も最後まで滑りきれたのでもちろん軽い捻挫だけれど、そのこともあって少し滑りの内容をセーブしたことは確かだった…、申し訳ない(涙)。



ちなみに、膝に関しては心配無用!
1つや2つ(3つに4つ…)くらい痛い箇所がある方が集中力が増して良いのだ。もちろん今後のツアーにも支障はありません!

2010年10月28日木曜日

まるで食材。


本日の学校は、"North Forest High"
晴天、1回のハーフパイプショー。

生徒数も多い学校で、デモは無事に盛り上がった。
トリックをする度に歓声があがると、やはり我々も盛り上がる。良いデモでした。

ツアーを回っていて毎回楽しいのは、ショーが終わるとその場にいる生徒たちと仲間になれるところ。はじめは警戒心を持っていた生徒も、「インラインスケートはつまらない」と嫌う生徒も(非常に多い…)、気付けば仲間になっていて応援してくれたり声をかけてくれたりする。もちろん全員と喋るわけではないけれど、良い滑りができた時には生徒たちが味方となり一体感が生まれる瞬間というのが確かにある。先生方から『生徒たちはあなたを愛しているわ』なんて言われて喜んだ。



ただ、今日はツアー中で最も暑かった!
まるで真夏だ…。鉄板のハーフパイプはまるでフライパンだ…。そして僕たちは食材のよう。転べば焼ける。火傷の上。。

ボ〜ッとする頭で、自分が滑る時だけはなんとか集中することができた。
とにかく暑かった(汗)。。

2010年10月27日水曜日

久々のインドア。


本日の学校は、"Stafford High"
朝、少し雨が降ったらしく、体育館での"インドアショー"になった。というわけで、インラインスケートとスケートボードは出番なし。BMXの3人に任せる。。

インドアショーの日はBMXライダーと生徒たちに申し訳なくなる。それにジャンプ台が1台あるだけだ、インドアショーで生徒たちを盛り上げるのはそう簡単ではないな…。

ジャンプ台の解体作業にはすっかり慣れた。
今日の僕にはこれくらいしかできないので一所懸命にした(苦笑)。




ところで。
息子・興人(おきと)が"つかまり立ち"をするようになった(!)。ただ立つだけではなく、どうやら彼は台から片手を放すことに挑戦しているらしい。"片手つかまり立ち"ができた時には「どや顔」をする(笑)。


日本を出発する直前になんとか座れるようになったばかりだったのに、もう立ちはじめた…。もちろん最初から想定はしていたし、色々なことを犠牲にする覚悟をしてここに来ているのだけれど…、画面の中でどんどん成長する息子を見ているとやっぱり寂しくなる。妻と共有できたことも多く逃した。今朝、興人がビデオチャット中に見せてくれた「どや顔」を忘れずにいたい。。

あと3週間と4日、頑張ろう。

2010年10月26日火曜日

7週目、突入。


7週目に突入しました、"ハイスクールツアー"。
ようやくここまできて、そしてまだまだ続くらしい。実際よりも長い期間このツアーで滑り続けているように感じる…。一刻も早く我が家でくつろぐことを目標にしながら、しっかりと自分らしい仕事をしなければと気をつけております。。

…そんな僕を試すかのように今日は強風だった(冷汗)。
強さも方向も不安定な風はやっかいである。もちろん他のメンバーも苦戦…警戒しろ!とカラダがこわばる。

本日の学校は、"Crosby High"
1回のハーフパイプショー。生徒数の多い学校だった。

危うい場面もいくつかあったが、デモは無事に終了!
こういう経験ですら後に生きてくるのだから、不思議なんだな。

2010年10月23日土曜日

爆笑、フライデーナイト。


本日の学校は、"Teddy Roosevelt High"
晴天、2回のハーフパイプショー。しかし、今回のツアーでは一番やりづらいショーとなった。。

生徒数も多く元気な子供たちだったおかげでショーは大変盛り上がりました。ただ、今日の敵は「強風」だ…。とにかく風が強かった(汗)。空中で運ばれてしまうこともあったし、バランスを崩すこともあってとても危険だった。こういう時は予想外の怪我をすることもあるので、少し高さを抑えてパフォーマンスを行った。


いつもはシャキッと立っている"マリーンズ"も、今日ばかりは風に振られるがまま(!)なんとも情けない状態だった。それほどの強風であったのだ…。実際に危ない場面も多かったが、全員無事にやり遂げることができて良い経験となりました。


とりあえず、無事に6週目が終了!
ゴールがなんとなく見える距離にはきたが…何度も言うようにここからが本当の勝負となるので、気合いを入れ直して挑みたいと思います。

明日はヒューストンへ移動します。
車で3時間程なので短い移動距離でありがたい。土・日はしっかりカラダを休めます。。




さて、今晩は恒例の打ち上げへ!今週の無事を祝う。
普段はスタッフの誘いを断ってしまうことも多い僕ですが、週末はできるだけ皆と一緒に食事に行くようにしています。週末くらいは楽しく過ごしたい。

スポーツバーで食事をしながら野球を観戦。
皆で"ギャーギャー"と騒ぎながら大画面で観る野球は最高に楽しい。「この場に居る人達は全員が友達だぜ!」という雰囲気を作るのがアメリカは上手い。「個室、個室」となりがちな日本とはここが大きく違うのかもしれない。。


少し酔ったところで、皆でボーリングに行くことになった。
着いて気付いたが、アメリカでボーリングは初めてだった。日本のボーリング場と違って暗い…。メンバーからは『日本にもボーリングはあるのか?』などという質問が出たので、とりあえず無視しておいた。。

ちなみに。
このゲームでスペア・ストライクを連発した僕は、自己最高記録175をたたき出した(喜)。その後のゲームでもスペア・ストライクが止まらず…利き腕ではない左で投げても124!これほど調子の良いボーリングは初めてだった。

今夜はメンバーとお腹がつりそうなくらい笑ったとさ(笑涙)。
長い一日、お疲れさまでした!

2010年10月22日金曜日

"what time is 3 o'clock demo?"。


本日の学校は、"Memorial High"
晴天のため、2回のハーフパイプショー。サンアントニオは真夏のように暑い日が続いてる(汗)どんどん日に焼けてます。

今日も無事に盛り上がりました。
最初はハーフパイプのまわりに集まった生徒たちは我々のウォーミングアップを見て『バックフリップ!』『フリップ!』なんて叫びながら休み時間を楽しんでいる様子(笑)。そしてショーが始まると、次第にじわじわと集中し始める。これはほとんどの学校でも同じ。やはり子供たちの集中を集めるには今の時代"アクションスポーツ"はもってこいだと思う。

そして、紹介が遅れましたが…。
このハーフパイプショーは"CAMPAIGN for TABACCO-FREE kids(未成年禁煙キャンペーン)""MARINES(米国海兵隊)"そして日本でもおなじみ"crocs"のスポンサーのもと、開催しております!ショーの間はタバコがどれほど自分達の体に悪影響を及ぼすものであるかを子供達・先生方・親にしっかりとMCが説明しています。そして我々出演者は、健康的で可能性に溢れた人生を送りましょう!というメッセージを込めてパフォーマンスをしています。

今後もアクションスポーツのわかりやすさはこういう形でどんどんと利用すればいいと思う。出演者にとっても本当にやりがいのあるショーです。



>"High School Tour"公式サイト(ブログ有)
http://beta.bfd.com/

>"CAMPAIGN for TABACCO-FREE kids"公式サイト
http://www.tobaccofreekids.org/


さてさて。
僕にとっては6週目も後半に入り、このハイスクールツアーはここからが本当の勝負なんだと感じています…。日々コツコツと積み上げているものはプロとしての達成感なのか、それとも疲労なのか…。疲労が足腰にきてる。今は週末の休みがたまらなく待ち遠しい。

ツアーが終わったらきっと当分滑りたくないと思う。

ここからが本番だ。。

2010年10月21日木曜日

Burritos。


只今こちら、21日(木)の朝9時台。
朝食中。寝ぼけたままブログを書いております。。

昨日の学校は"Fox Tech High"
晴天。1回のハーフパイプショー。生徒が少ない学校だったけれど、とても気に入ってくれた様子。熱狂的な声援もあった(笑)。

真夏のような暑さの中、出演者全員、汗だくで滑った。
日差しが強く…、片面では何をするにも視界が邪魔されて滑り難い状況だったなぁ。


デモ中はいろいろと神経を使う。
デモが終われば全員ハーフパイプの上でしばらく放心状態に入る…。




ちなみに。
テキサスに入ってからは、主にメキシカン料理を食べて過ごしている。大好きです!

自由な感じで。



昨日はデモの後、とことん疲れて動きたくなくなり、夜8時頃にはうとうと…そのまま朝まで爆睡。。

昨日の学校は、"Edison High"
曇り空の下、ハーフパイプショーを2回行った。

滑っていて自分の調子がすごく良いことに気付いた(!)。
やっぱりこれは実戦の中で毎日滑っているせいだと思う。動きのキレも伸びも良い。狭いハーフパイプなので元々できる動きは限られているが、この環境の中でも自分を確実に良い方向へもっていけているように感じる。うん、良くなってる。出来ればこのまま最後まで滑り続けていたい。


デモは盛り上がりました。
今週はスケートボードもBMXもレベルが高い。良いショーになってると思う。

2010年10月19日火曜日

6週目、スタート。


ハイスクールツアー、6週目がスタート。

本日の学校は、"John F Kennedy High"
朝から晴れたのでハーフパイプでのショー。今日は2回デモを行った。

サンアントニオは暖かいので滑りやすい。
そのおかげでカラダも調子良く動いてくれる。…いや、滑ると少し暑過ぎたな(汗)。

しかし、今日の学校の生徒たちは静かだったなぁ。…オペラを聴きにきてる訳じゃないんだ(苦笑)。

それでもアクションスポーツに興味がなかった訳ではないらしく、ショーの後のサイン会は混雑して大変だった。ホント、学校によって盛り上がり方は大きく違ってくる。。


今日からの新メンバー。
今回のハイスクールツアーでは初となるフラットランドの"Gabe Weed"とは、6年前に参加したハイスクールツアーで一緒になったことがあり、久しぶりの再会ということになる。朝食の時に「あれが6年前になるのか…」なんて話をしてしまった。なんだか自分が急に老けたような気分になった。。

ちなみに。
この5人で集まるのは初めてだけれど、それぞれ別の週でデモをしてきたので初対面はいない。

今日からこの5人のメンバーで頑張ります。




ところで、日本では19日になった。
今日で息子・興人は8ヶ月となりました(!)。留守が長いせいもあって、息子の成長の早さには驚かされている…。身長がグンッと伸びた。時々姿が観たくて"Skype"でビデオチャットをしても、"ハイハイ"で動き回り画面に映らない…。そんな息子の姿はとても力強く、妻と喜んでおります。感謝!

僕のことを忘れてしまうのでは?という不安は僕がここに居る限り消えるわけもなく…、毎回しっかり呼びかけています。今のところ僕の顔や声に反応して興奮しながら喜んでくれてるのでまだ大丈夫みたい。

だけど、最近は夢でよく息子と会う。抱っこしていたり、もっと大きくなった息子と公園で走り回って遊んでいたりする。そんな夢から覚めた時は一刻も早く帰らなければ…と焦ってしまう。

こんな海外遠征の良いところは、全てにおいて自分自身を改めて再確認させたれるところにあると思う。11月21日に胸を張って妻と息子のところへ帰れるよう、最後まで全力でやろう。。

2010年10月18日月曜日

スイッチ。


今日は丸一日オフ。

今回のツアーはとにかく移動が多い…。
パッキングの際、大荷物にならないように心掛けた。持って行きたいものを並べてから削れるところをガリガリに削った。Tシャツ数枚・シャツ2枚・ズボン数本・下着は1週間分。

おかげで計画していた通り、1つのスーツケースに生活品とスケート道具一式が収まって移動は楽々にできています(満)。

もちろん足りないものも多いですよ…。僕はパーカーすら持たずに出発するつもりだったのだが「念のために…」と妻が強くすすめてきたので、シャツ2枚を犠牲にして無理矢理パーカー1枚を詰めてきた(アメリカに到着後、そのパーカーは早々に大活躍する…助)。


そんな理由で、僕は毎週日曜日には洗濯をします。
今日もいつものようにホテルのランドリーで洗濯中にホテル内をぶらぶら散歩。

特別大きなホテルではないが…(どちらかというと4階建ての小さなホテル)、今までの中では最も気に入った。スタッフのサービス・デザイン・部屋、どれもとても良い!

ツアー中、基本的に出演メンバーと相部屋になります。
そして、今日の僕は頭のスイッチが完全に「OFF」となっており、英語すら聞きたくない気分…というよりも、一人でそっとしていて欲しい気分であったため、一日のほとんどをフロントでくつろいで過ごしております。

コーヒーと電源とパソコンがあればどこでも快適に過ごせちゃう。

明日からまたスイッチを「ON」にして頑張らせていただきます。。

2010年10月17日日曜日

セントルイスのアーチ。


今日、予定通りSan Antonio TXに移動しました。
今回は移動距離も長いので、車ではなく飛行機でサササ〜ッと移動完了!今日・明日とデモはお休みなのでこの間にしっかりとカラダを休めております。


ところで。
先週のセントルイスでも色々と楽しい経験ができた。
これはスタッフの一人がセントルイス出身だったことと、ツアーを共にする仲間たちの素晴らしい行動力のおかげである。感謝、感謝…。


その中でも特に印象に残ったのは、やはり何といっても高さ192mの"アーチ"だろう。最初に建物を見たとき、ハッキリいって「違和感」を感じた。隣に立ち並ぶどのビルよりも高く、細く、そして美しい…。よくこれを人間が建てたなという関心の前に、「よくこれが立ち続けていられるもんだ」と関心。。(ムービー"High School Tour WEEK5"内でも紹介中)


アーチの頂上は展望台になっていると聞いて行かないわけがない(!)。
もっと高い展望台を経験してきたのに特別恐怖心を抱いたのは間違いなくあの"細さ"が理由だった(冷汗)。

セントルイスにお越しの際は是非「アーチ」に登ってみて下さい。

2010年10月16日土曜日

ハイスクールツアー WEEK5。

タイトル:"High School Tour - week5"

5週目最終で。


快晴。ハーフパイプデモ。
今朝は8時30分にホテルを出発…今日もちゃんと遅刻せずに通学できた(笑)。

本日の学校は、"Mehlville High"
到着してみて学校の大きさに驚いた。既に組み立てスタッフによって設置されているハーフパイプを見つけるのに一苦労…。ちなみに、アメリカの高校は多くの生徒がマイカーで通学している為、駐車場にはずらりと車が並んでいる。高級車も多い!

まだ眠った頭でウォーミングアップを開始するも、カラダの機嫌が良いのがすぐにわかった。こういう時はカラダに任せて自由に動くことがよろしい。

生徒たちが集まり、デモ開始。
どの学校でも必ずといっていい程『Do a Back Flip!!』と叫ぶ子がいてる…(笑)すごく人気のあるトリックである。デモが始まっても調子は良く、どんどん伸びていく感覚で自分の滑りを楽しんだ。"California Roll"で1度転倒したものの…、2度目のトライでメイク。生徒たちの歓声に包まれ、デモが大成功だったことを身をもって感じることができた。…ただ、その唯一となった転倒のおかげで肩は湿布だらけだけれど(ただの打撲だけなのでご心配なく)。


今日の盛り上がりは間違いなく今回のツアーで1番!でした。
この出演メンバーで最後にすばらしいパフォーマンスができたと思います。全員に拍手!イェイ!



さてさて。
ハイスクールツアー、5週目も無事に終わりました。
これまでにも既にいろいろ経験できたし、日々たくさん勉強になっています。これまでのツアーを思い返すともう満腹な気分になってしまいそうだけれど…これでまだ半分か。あと残り5週。一体何があるというのだろうか…?

きっと、もっと学ぶべき事が待ち受けているということなんだろうな。自信を持てと言ってくれてるような気がする。ありがたいことだと心から思います。それに、僕の経験の全てが息子の教育に生きてくるのであれば、今のうちに自分をしっかりと磨いておきたい。



ということで。
さっそく明日はここ"ミズーリ州・セントルイス"から"テキサス州・サンアントニオ"へと移動します。

2010年10月15日金曜日

底力の出し方。


本日の学校は、"St Charles High"

今朝はデモ開始時間が早く、朝の苦手な僕は明らかにエンジンのかかりが遅かった…。それでもデモが始まれば不思議とカラダも動くもんだ(!)。まぁ、5週間も同じハーフパイプを滑っていると「ハーフパイプに慣らす」という作業は省けるので、ストレッチと軽いウォーミングアップでスタンバイオーケー。後はデモ中に仕上げていくのです。


デモの途中、僕のウィールが割れる…、BMXのタイヤがパンクする…、というトラブルもあったけれど、2人共メンテナンスをしながらなんとか形にすることができた(汗)。今日も生徒達の歓声がとても大きく、楽しんで頂けたようです。

…もともと完璧な状態で滑れることの方が珍しいのだし。何か問題を抱えて滑っている方が底力が出せて良いかもしれない。そういう展開はプレッシャーもかかってくるし非常に疲れるんだけれど、盛り上がります(苦笑)。

とにかく今日も、めでたし、めでたし!



ところで。
明日で"セントルイス,MO"での5週目が終わる。
その後は大きなメンバーチェンジがあり、来週からはまた新メンバーでツアーをまわる。ちなみに。この"ハイスクールツアー"は、フラットランド1名・BMX2名・スケートボード1名・インラインスケート1名というメンバー構成は変わることはない。一見アンバランスにも思うメンバー構成だが、フラットランドを含めBMXが計3名も必要となるのは雨天時にも体育館でパフォーマンスができるからである。

このツアーに参加中ずっとルームメイトだった"Trevor Meyer"(Flat)とは明日でお別れとなる。部屋を清潔に使う人だったのでとても助かっていた(寂)。

さ〜て、5週目ラストも集中していくべ。

2010年10月14日木曜日

ドラえもん。


本日の学校は、"Hazelwood West High"

ハーフパイプショーを2回行ってきました。
盛り上がるにもいろいろと"種類"があって、今日の生徒達にはどうやらとても気に入ってもらえたらしい。滑っている途中でも生徒達の声援がよく聞こえた。こうなると我々パフォーマーも気合いが入る(!)。

とても良いデモだった。良い生徒達と出会えて嬉しかった。あたたかい声援にも感謝!


こうして日々人誰か為に滑れることは大変ありがたい。
悲しいことに、「プロ」として人に求められてる期間というのはもともと限られたものです…。だからこそ、今のこの環境というのは毎日ギリギリで精一杯ではあるけれど…とても居心地良く生かせてもらっています。

そして、こういう状況でこそ磨かれていく"感覚"もある。10年以上やり続けてきたトリックを今になってより理解できたりもする。嬉しい限りである。。



ツアー5週目も中盤に入り、「敵」を理解した。
疲労である…。

やはり日々疲労がたまってきている。肩、腰、足に…、キテル。今日はもう歩かない。歩きたくない。。

先程、日本を出発する前に妻が持たせてくれた"薬袋"を探ってみると肉体疲労時に効く薬が出てきて驚いた。四次元ポケットかと思った…(!)。今はこれに頼るしかないなぁ。

2010年10月13日水曜日

からっぽ。


本日の学校は、"Roosevelt High"
どこかのお城のような校舎…。やはり歴史も長いとのこと。

今日のデモを観れた生徒達はラッキーだったな〜、と思う。
やっぱり回数を重ねると"アタリ・ハズレ"が出てくるものでして…(苦笑)。今日はアタリ。

何がアタリかというと、やはりショーとしての完成度が高かった。それぞれの滑りも全力を出せたし、新しいダブルスも初披露できた。そもそも、ハーフパイプのセットアップの具合が完璧に近かったのはありがたかった。土台(ハーフパイプ)が信用でないとこちらとしても全力では挑めないものである。


昨日のデモの後に打ち合わせをし、今日初挑戦してみたダブルスとは"Dustin Griess"(BMX)が"Flair"をし、その上を僕が"540"で飛び越すというクロスエアー。これは今まで無かった良いクロスエアーだと2人で自画自賛(喜)。なんてったって、長年ハイスクールでのショーを見続けてきた男が「ピクリ」と動いたって言うんだから、これは間違いない…(笑)。

だけどココだけの話、セットアップの時点から2人のタイミングはずれており、それでも強行突破したものだから僕が"540"の回転を始める瞬間「あ、前輪に当たる…!」と諦めそうになった程ギリギリなものでした。もう冷や汗(涙)。今後、タイミングの練習を重ねます。


とにかく、無事にデモは大盛り上がりだった。
カラダの機嫌も良く、調子も良いしキレも良い。だけど一瞬のミスでこの状況が一変する恐怖も身をもって知っているから…エアー1つ1つ集中してやっています。デモが終わると緊張感から解き放たれて"からっぽ"になってしまう。

ツアーも5週目に入り、カラダのあちこちに溜まった疲れにじわじわと攻められ始めてる。。

2010年10月12日火曜日

ムービーについて。


遠征の思い出になれば、という軽い気持ちでムービーを作ってはブログのみで紹介してきましたが。これがツアーメンバー内で盛り上がり始めた…(笑)。

僕が日々熱心にデモを撮影していると、あるメンバーから『なぜそんなに毎日撮ってるんだ?』と聞かれ、ムービーのことを話したら是非観てみたいとなりみせたところ、大変喜んでいただき(!)ツアーを主催している本部に報告がいき社員が毎週全員で観るということになっているらしい。さらにメンバーのFacebookなどでも紹介され、新しいムービーはまだか?と催促される始末。。

撮影にも協力的なスタッフが増え、今ではアングルにもこだわって撮影を手伝ってくれたりしてる。メンバーもカメラを向けるとリアクションをしてくれるからありがたいのだけれど、おかげでパソコンの要領がパンパンになってきて…困ったことになった(汗)。材料が増えるとチェックだけでも大変な作業になるので非常に面倒なことになってきてる…(苦笑)。


…とにかく。
いろいろな方のご協力があって完成しているムービーになっております!お楽しみに!

5週目。


現在参加中の"ハイスクールツアー"は5週目に突入!
今週はBMXとスケートボードにメンバーチェンジがあり、Dustin Griess (BMX) ・Tom Haugen (BMX)・Benji Galloway (SK8) が加わった。"Dustin"と"Tom"はツアー2週目・3週目に一緒に出演してる。"Benji"に関しては初対面となる。


本日の学校は、"Hazelwood Central High"
快晴に恵まれ真夏のように暑い中、新メンバーで2回のショーを行ってきました。生徒達の反応も良く、こちらもやりがいのあるショーになりました。ココだけの話、現在アメリカではBMXやスケートボードに比べると人気のないインラインスケートですが…、各学校でショーが終わると『インラインスケートが一番!』という声が多くなる(喜)。任務完了!と言った感じ。多少無理をしてでも今回参加して良かった…、今のところ"Eito Yasutoko"としてはこれが何より優先しなければならない仕事だから。


ところで、我々"Team Good Skates"が日本で行っているハーフパイプショーと、"High School Tour"のショーとでは「構成」の部分で違いがあります。それは出演者にとって大きな違いです。

我々"Team Good Skates"のショーはあらかじめ「構成」が決まっており、滑る内容こそ自由にしていますが一人が滑る回数は決まっています。そして1回のショーは"約40分間"としています。ここで"約"となってしまうのは、出演者の人数や滑る内容が自由な為に前後します。

それに対し"ハイスクールツアー"は「構成」が決まっていません。その代わりに1回のショーが"50分間"と決められており、MCが時計を見ながら進めていきます。つまり、我々はきっちり時間内滑り続けなければなりません。出演者5人でこの時間を滑り続けるのはなかなかハードなことで…、出来る限り無駄を省いた滑りで体力を温存しておく必要があります。体力やその時の疲れ具合などと相談しながら自分の滑りの構成を作り出していくのですが、後半につれてトリックの難易度を上げていく為、しっかりと計算できていないと一番大切な所で力が入らないということにもなりかねない(!)それは最も危険なことです。見えないゴールを目指して計算するので、少しでも計算が外れていると精神的にも体力的にも負けそうになるのです…(苦笑)。

本当に1回1回が長いデモ。
無事に滑り終わった後はいつも気持ちがすごく解放されるのです。

2010年10月9日土曜日

青空とウィールと。


昨日の学校は、"Westerville Central High"

文字通り、雲1つない青空。最高の日だった。
しかし、よく気温が変化する…2日前は冬のように寒くてパーカーを着てウォーミングアップをしたのに、昨日は夏のように暑かった(難)。

今日の学校も大きく、生徒数が多かった。
個人的には調子は悪くなかったのだけれど、最後のランをウィールの故障でまともに滑れなかった…!ウィールの"コア"と"ゴム"が外れて、軸を失ったウィールは暴走、左足が完全にコントロールできなくなり、安全を選んでデモ終了となった…少し残念。。

だけど、デモは大いに盛り上がりました。
学校の先生方からも大変喜んでいただき、『来年も是非お願いします』と。話を聞いてみると初めての学校だったようで(毎年まわっている学校も多い)、正直なところ中にはあまり乗り気ではない先生もいたらしいが、デモが終わってみて良かった!となったようだ。一件落着!


ちなみに。
このハーフパイプで滑るとよくウィールが壊れてしまう理由は「滑走面」にある。前にも紹介したようにこのハーフパイプの滑走面は鉄板になっており、太陽の熱で料理ができるくらい熱くなってしまう。その上で熱せられたウィールの接着剤が溶け、さらに長年の使用によりハーフパイプの滑走面はデコボコしている為、通常の滑走よりも負担がかかり絶えきれず"コア"と"ゴム"が外れてしまうみたいです。。

滑走面の"デコボコ"で負担がかかるのはウィールだけではない。もちろんカラダにも負担がかかっており、軸足のお尻が常に痛い。…まぁ、こういう小さな問題がツアーらしくて良い(笑)。


さてさて。
僕にとっては4週目となるオハイオ州・クリーブランドを無事にまわり終わりました。今日はこれからモーズリ州・セントルイーズへと移動します。6~7時間のドライブを予定。。

いざさらば、オハイオ州!

2010年10月8日金曜日

やっちまったな〜。


本日の学校、"Worthington Kilbourne High"

雲1つない青い空。
生徒数の多い学校だった為、2回のデモ。生徒達も我々のパフォーマンスに盛り上がり、気持ちの良いデモでございました!

ところが!
ところがです…カメラのバッテリーを充電したまま部屋に忘れて、撮影ができないという大失敗。こういう日に限って面白い展開のデモになってしまう(苦笑)。やっちまったな〜。。

しかし先にも書いたように、今朝のデモは良かった。
デモというのもやはり出演者の「チームワーク」で伝わり方が違ってきます。一人一人のテンションがバラバラだといくら内容が良かったとしても空回りで終わるような…ただ単に「はい、我々は仕事しましたよ」というデモになってしまうことが多い。しかし、時にはメンバーの気持ち・テンションが合致する瞬間があって、その時のデモは観ている方々にも伝わるものがあるらしく、何をしても歓声があがる程盛り上がるデモになる。合致するきっかけは些細なことであったりする、たまたま全員の調子が良かったり、反対に笑えるくらいに悪かったり、笑えるジョークだったりする(笑)。

今日は楽しくて良かった!


それでも個人的には朝食を食べ過ぎたせいで(完全に管理ミス…苦笑)決して調子が良かった訳ではない。1回目のデモが終わった時には"ワッフル"がそのまま出ちゃうのではないかと思う程の体調で…。とにかく。デモの途中、ずっと「California Roll!」と叫んでくれる子がいたり、歓声を上げる生徒が多かったおかげで、自分の体調を無視して良い滑りができたと思います。完全に生徒達に背中を押されました…。ありがたいことです。


時間は早いですが、今日も仕事は無事に終えることができました。
滞在中のホテルの周辺は雰囲気が良くて今日もぶらぶらとしながら少しカラダを休めてきます…、危機感や緊張感を持つのはデモの時間だけにしたいので、他はなるべく気軽に過ごすように心掛けております。

2010年10月7日木曜日

青空のもと、強風の中で。


本日の学校は、"Olentangy Orange High"

既にたくさんの高校をまわってきたけれど、学校によって生徒達の雰囲気が大きく違ってくる。今日はとても良い子が多い学校に来たな、という印象。反応も素直で、滑っていて気持ちの良いデモになった。

ただ、風が強くて苦労した…。
強風の中でハーフパイプを滑るのは難しいし、実際に危険である。その風が一定であればこちらも調整できるのだが、吹いたり止んだりされると厄介になってくる。今日はその"厄介"な方であった為、皆で苦笑しながらも何とか無事に滑りきった。


そろそろメンバー(出演者・組み立てスタッフ含む)にも少しずつ「疲れ」が溜まってきているらしい。1日が大した仕事量でなくとも、やっぱり毎日のことになってくるとじわじわと攻めてくるものはある…。やっぱり小さな怪我をするメンバーもいてるし、マッサージに行くメンバーもいる。僕、個人的にはまだまだ大丈夫です。1回でもマッサージに行ってしまうとカラダに"甘え癖"が付きそうで怖い…ストレッチでフォローできる内はこのままいきたいと思います。


さてさて、明日は朝早い。ショーも2回行う。
なので、そろそろ休みます。

2010年10月6日水曜日

初・3D撮影。


先日の"WoodWard West"での撮影風景のムービーを少しだけご紹介します。

豪華インラインスケーター&BMXライダーが集められて行われた今回の撮影。実は"3Dテレビ番組"の撮影でした(!)。撮影に使ったカメラはもちろん3D映像が撮影できるという"新型カメラ"。そして、今回は"3D ヘリコプターカメラ"まで出動。これがどのような映像を撮影したのかまでは確認できませんでしたが…、我々を空中で追いかけるという興味深い撮影となりました(その際、1台落下して壊れてしまったことは完全な裏話…笑)。

3D番組の撮影は今後本格的に増えるらしく、そんな最先端の番組に参加が出来て光栄です。

撮影後、さっそく日本のサイトで「裸眼で3D映像が楽しめるテレビが発表」というニュースを見た。しかも年内には発売開始されるという。特殊メガネが必要なくなれば間違いなく3Dテレビは普及するだろうし、このアクションスポーツも3Dテレビで観た方が迫力が伝わって絶対に面白いはずである。

完成した映像を早く観てみたい。。

「Do a flip!」。


本日の学校は、"Mt Vernon High"
滞在中のホテルから車で片道1時間半もかかる学校だった。

そして今日も雨…。
もちろん、インサイドデモ。。


今日もBMXの3名が頑張って盛り上げてくれた。

中でも、"Austin Coleman"の「Front Flip」(フロントフリップ)が印象的。このトリックが盛り上がらない訳がない!鉄板やね。この小さくて飛び難いジャンプ台でよく出来るもんだ…。拍手!