X Games Asiaを終えて。

まずは皆さま、応援ありがとうございました！
結果は３位で優勝は逃しました…。優勝は弟・安床武士、２位はMarco De Santi（ブラジル）でした（３位以降の結果はまだ把握できていません）。１・２フィニッシュならず、ごめんなさい…。

だけど、今回ばかりは胸を張って帰らせて頂きます。
自分に勝利しましたので。。

今回はオリジナル技でありカラダにも最もリスクのある"Twister（ツイスター）"に挑戦することを決めていたから、試合前から緊張してました。万が一、人にホテルのチェックアウトを頼まなければならない状況になった時のことを考え、朝、部屋を出る前に帰り支度を済ませておきました。自分なりの覚悟。

僕は、完治しない怪我によってカラダに染み付いた恐怖心が原因となり自信を失っています…。一度失った自信はまたコツコツと本来の自分らしさの積み重ねで取り戻すしかありません。何でも同じ、一度失った信用はそう簡単には戻らんのですよ…（笑）。ここ数年、自分の価値を問いながら滑っています。

今回の大会での滑りは、そのコツコツの"コツッ♪"くらいにはなったように思います。確かに音を聞きました。自分なりにしっかりと時間をかけて積み重ねてきたことが実った瞬間でもあり、"Twister"をメイクしたとたん涙が溢れました…。ハーフパイプの上で泣いちゃいかん！

ただ、試合中のメイクには一歩届かず。最後の挑戦の時には既にスタッフから『タイムアウトだよ』と告げられましたが、そんなこと今の僕には無関係な話。自分のイメージを超える為に用意されたようなシチュエーション。ということで、次のトライでメイクできました。もう無我夢中…！

最も勢いのあった時に怪我でズドン！と底へ落とされて以来、もう何年もイライラしている自分がおります。だけどこれは誰のせいでもなく、とてもシンプルな問題。もう少し自分に勇気があれば済む話です。今のこの時期は自分の歴史に刻まれる。人としての成長期間だと考え、これからもベストを尽くします。

"X Games Asia"に向けてサポートしてくれた妻と、このブログを読んでくれている応援団の皆さまに心から感謝！