2009年12月9日水曜日

ただ悔しい…。


阪神・赤星選手が現役を引退した。
首のヘルニアが原因だ…。赤星選手と同じ持病を持っている僕としては、どうしても聞き流せない悔しいニュースである。

ニュース記事には「赤星選手現役引退、首の痛みが原因」と書かれているけれど、この怪我に痛みはほとんどない。きっと赤星選手も同じだと思う。恐ろしいのは痺れと麻痺なのだ。ジャンプをする瞬間や走る時など、力の加え方によっては首から腕や足に電気が流れるような感覚があった後に痺れてしまうのだ…。。

僕もこの怪我を怪我と認識できた時にはスケートをやめることを考えた。自然に治ることは決してない。現役選手として滑り続ける為にただ上手に付き合っているだけのことであって、終わったわけではない。万が一、もう一度頭から落ちるようなことがあれば…僕はきっとこれから先のことなんて想像すらできなくなるだろう。今よりも悪化するようなことがあれば…その時は現役選手として終わる時なのだと覚悟をしながら毎回靴ひもを結んでいる。この怪我を抱える選手の恐怖心が消えることはなく、孤独で静かな戦いが続くのだ。


だからこそ、赤星選手の悔しさは理解できる…。
体力や精神面はまだまだ元気に生きているのに、その中での引退会見。「悔しい」の一言だと思う。。

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